日本語が母語でないこどもたちをどのようにサポートしたらいいでしょうか
私は教員をしていますが、今度、日系ブラジル人が多く住んでいる地域の学校に赴任することになりました。日本語が母語でないこどもたちに対して、どのようなことに気を付けておいたらいいでしょ ...
NOYAMA Hiroshi
のやま ひろし●国立国語研究所 日本語教育研究領域 准教授。
出身は長崎県の五島列島で、中学まで育ちました。その関係で、私の第一言語は五島(奈良尾)弁です。実は、五島で成長したことと、生涯のライフワーク(多文化・異文化間教育に関する研究)や、学生(早大グリークラブ)時代からの趣味=合唱は繋がっています。最近ようやく、互いの声を生かしあうことやハーモニー(響き合い)の醍醐味を味わえるようになってきましたが、そこに至るまでに20年ほどかかりました。いわゆる共生社会や多文化社会の構築も、互いの声(想い)を共に生かし合う環境を醸成するまで時間がかかるかと思いますが、わたしの合唱経験同様、やがて互いの異なりを(プラスに転化して)わかちあえる時代が到来するものと想っています。
【研究テーマ】
現在、外国人定住者(移民定住者)の言語生活や言語習得に関する研究を縦断的に行っています。この調査では、ウェルフェアリングウィスティックス(Welfare Linguistics)の観点から、形成的フィールドワークのような接近方法(アプローチ)を試みています。試行錯誤の連続ですが、この経年的な協働調査を通して、共生社会の構築に向けて、何らかの貢献ができたら、と思っています。その他、言語政策・言語教育政策・日本語教育政策、移民政策の研究や、年少者日本語教育に関する研究などを行っています。
私は教員をしていますが、今度、日系ブラジル人が多く住んでいる地域の学校に赴任することになりました。日本語が母語でないこどもたちに対して、どのようなことに気を付けておいたらいいでしょ ...